原作=水上勉  構成=静岡混声合唱団TERRA

【第2稿 99.5.26】

1.はじまりの曲---ここで物語の前半部分を一挙に。
器楽と語り/セリフ、それに合唱が加わって表現する。
合唱は、擬音語・擬態語と手話・体話(?)を「歌詞」として、
情景を表現したい。

1-1.メインテーマ=ブンナのテーマ
  これは同時に、水辺の平和な情景をあらわす<楽園のテーマ>でもある

  1-2.空耳のテーマ(断章)*  (が、一瞬、聞こえたとおもったら…)

1-3.椎の木のてっぺんの情景音楽
 

[語り/セリフが、椎の木のてっぺんは鳶の食料中継地で、生け捕りの動物が
半死半生のまま鳶の巣に連れて行かれるのを待っていることを語る。]

2.生け捕られたものたちの「生」への未練の声(かならずしも歌でなく)
(テキスト<=70〜101頁>で構成。すべてがそれぞれ断片的に聞こえ、それが
やがて重なり、トーン・クラスター状態になってしまう)

(【保留】「老ガエルのうた」を追加するか検討中)

3.鼠のうた
(鼠に係わるテキスト<102頁以降>を、文脈・時系列を無視して、再構成する)

4.つぐみのうた
   (第九章 185頁〜186頁)

[語り/セリフが、ブンナひとりが椎の木のてっぺんから生還したことを語る]

5.ブンナのうた(終曲)
( 第十一章 208頁)



*()内の章・頁は新潮文庫版の該当箇所。
*空耳のテーマは、行基および親鸞のテキストによる。
各曲中あるいは曲間に、注意を喚起するように・ときに唐突に、挿入される。