メンバーファイル25                     静岡混声合唱団TERRA

平成13年11月30日(金):テノール、ハッチ&TERRAを斬る25
む:  さて今回は、TERRAブレーンの1人「ハッチ」です。
 第6回の演奏会では、「カルミナブラーナ」の発案、「ブンナよ木からおりてこい」の企画中心者と大車輪の活躍をしていただきました。
 また、当ホームページでは、ホームページ委員として、全体の構成、「創作曲の出来るまで」を担当して頂いています。
「どんなことでもハッチに相談」と言っても過言でない、TERRAになくてはならない存在です。それではさっそく。
 合唱に興味を持ったきっかけは、なんだったんですか?
ハッチ:  中学生のときに、合唱コンクール出場のためのエキストラ部員(合唱部には女の子しかいなくて混声の課題曲が歌えなかった)として歌った経験があるだけで、合唱には なにも興味はありませんでした。
 TERRAで歌ううちに興味が出てきましたんです。
む:  そうなんですか、TERRAに入って合唱に出会ったんですね。
ハッチ: ええ、合唱は学校の音楽の授業などで経験しているのですが、「合唱を始めた」と意識したのは、TERRAへ入ってから・・ですね。
む:  特に興味はなかったのに、TERRAに入ったのは、どんなキッカケだったんですか?
ハッチ:  静岡県音楽協会の「森の歌」に参加した、というより、キヌを連れていったのです。
 そこにはヒロシがいて、なんとなく同級生再会という雰囲気になって、一緒にやったら、みたいな話になって・・・・
 その後、彼らが「森の歌」の参加メンバーたちとTERRAを立ち上げて、 知った顔が集まってるから一度来てみたら、と言われてなんとなく来てみたのがキッカケですね。
(キヌ:トップテナーの1人。今は、仕事で忙しくOBとなっているが、その甘いマスクから、女性陣にファンが多い・・・・・ハズ)
む:  今までやってきて、合唱の良いと思うところを教えてください。
ハッチ:  私は不器用な人間で楽器に手を出してもモノにならず、生来の音痴も直らないままに過ごしてきたのですが、合唱は、そうした私の音楽的困難が克服しやすい種目といえます。
 自分自身が楽器ということがそうさせるのか、「限界点」として人間の肉体があるので、身の丈に合わせて音楽することが可能(或いは、許される?)ということなのかも。・・・あッ、理屈言ってすいません。
 いずれにしろ音楽的困難者なので、メンバーの皆様には御厄介になっております。 
む:   今まで歌ってきて最も印象に残っている、良かったと言えるステージ、または曲目は、何でしょうね?
ハッチ:  やはり第6回演奏会でしょうか。作曲家探し・創作曲の制作・オルフに挑戦…と、ずいぶん盛り沢山な演奏会でしたものね。
 室内楽編成版『カルミナブラーナ』については国内に楽譜がなくて出版元から取り寄せたりして、けっこう雑用もこなさなくてはならなかった。
 幸い日本支社の担当者が親切に対応してくれてパート譜など揃えることが出来ました。
 創作曲『ブンナよ、木からおりてこい』については、みんなで頭をひねったり議論を繰り返していた日々が今では懐かしいです。
 検討会での「宿題」の「答案」が夜遅くに電子メールで集まってくるので、深夜にモニターに映るテキストを前にして、泣いたり・笑ったり、時として眠ってしまったりしました。 
む:  あの頃は毎日毎日本当にたいへんでした。改めて御苦労様でした。
 TERRAを紹介するとしたら「どんな合唱団」と紹介します?
ハッチ:  面白い人がたくさんいる合唱団、と言って伝わるのかどうか。
他の合唱団に在籍した経験がないのでよくわからんけど、合唱団というよりも、何か別の目的で集まった人たちが、合唱「も」熱心にやっているという感じがする。
 「歌のじょうずな人」だけが優遇される団体だったら、指揮者を頂点としたピラミッドで、より上位にいなければ輝けないだろうけれど、TERRAは違う世界ですね。
む:  そうですねいろいろな才能、が集まった集団と言えますね。その筆頭がヒロシさんでしょうけど。ほかの趣味を持っていたら教えてください。
ハッチ:  「クラシックレコードのマニア」という趣味分類が適当かも。『カルミナ・ブラーナ』室内楽版の「発見」も趣味の賜だったといえます。
む:  丁度あの頃、「カルミナ〜」を歌いたくていたんですが、そうしたら「こんなのがあるよ」と見せてもらったのが、室内楽版でしたね。あのCDのパーカッションには感動しましたよ。これなら「オケ入れなくてもできる!」と思わせてくれましたからね。演奏会にもよく出かけられますよね。
ハッチ:  ええ、クラシックの演奏会に行くのも好きです。つい最近は、来日したウィーン・フィルハモニーの演奏会でベートーベンの第九交響曲を聴いてきました。オケが独特の音色なのと、指揮をしたラトルという人が積極果敢な指揮ぶりで、それはそれはたいへんな聴きものでした。
 でもね、今年聴いた忘れがたい演奏会は別にあって、それは木曾音楽祭の前夜祭コンサートなんです。
む: ほー、それはどんなコンサートなんですか?
ハッチ:  8月最後の週末に木曾福島町で開催される室内楽の音楽祭です。日程の都合で木曜日の前夜祭しか聴けないのですが中学校の体育館で催されるこのコンサートは、とても素敵です。
 音楽祭出演の面々が、様々な編成のアンコール・ピースを披露します。空調などなく、開いた窓からは晩夏の宵の木曾川べりの環境音が容赦なく浸入してきます。虫の音・犬の遠吠え・花火・線路を軋ませる列車とかね。
 そういうところで聴く名手たちの演奏。私にとって、このうえなく幸せで贅沢な時間です。この時間がずーっと続けばいいのにと念じたのに、今年もやっぱり終演時刻は無常にも来てしまいました。
む:  なかなか、ハッチらしい観点ですね。私なら、「環境音が邪魔で、せっかくの名演も台無し!」と言ってしまいそうです。
 ところで、お仕事は静岡の中心街でご商売されていますよね。
ハッチ:  静岡市の呉服町通り沿いでカマボコ屋をやってます。カマボコだけでなく、黒半ぺん・白魚干・桜えび等々、静岡の名産品を取り扱ってるので、買ってくりょぉ〜。呉服町通り沿いですが、住所は紺屋町(こうやまち)で、商店街も紺屋町名店街と称します。
む:  そうそう雑誌「一個人」にも載った有名なお店「服部蒲鉾店」ですから皆さんも行ってみてください。静岡名物「黒はんぺん」は、私のおすすめです。電話054-252-1612 FAX054-273-7402です。「TERRAのホームページでメンバーファイル見た!」と言って店に行くと、サービスしてくれる・・・(かもよ!)
 発想豊かなハッチの考え方の元になっているのは、なんだと思いますか?
ハッチ:  支離滅裂な人間なので、一貫性がなく収支も合いません。座右の銘を継続的な方針と解釈すると、「困ったときは人に訊く」…かな? それ意外の方針は成り行きで、ほんと困りますが懲りません。
む:  その通りですね、なんでも、誰へでも、どこへでも聞きに行ってしまう好奇心には脱帽です。今、合唱の他にはまっているもの(マイブーム)は何かあります?
ハッチ:  ハマっているといえばパソコン。理解力がない(いまだに麻雀のルールを理解できない)のでマニュアルを読んでもちんぷんかんぷんで、直感的に出来る操作だけ使ってオペレーションしようとするため、長時間かけても単純な仕事しかできず、なにをするにしてもハマり続けるハメになるという要領の悪い私の多難な日々を笑ってください。
む:  私もパソコン。(と言っていいのかな?)レベルが低い当ホームページ、まだまだこれからという「発展途上ページ」ですから、もっとお勉強して、楽しめるように作り変えていきたいですね。
 最後にこれからTERRAが「進むべき方向」、または「やりたい事」、もしくは「やって欲しいこと」をお話ください。
ハッチ:  TERRAの活動は「出たとこ勝負」、外部から舞い込んでくる話の影響も大なので、ここで団としての方向性など言いにくい感じ。
 個人的なことをいえば、老若男女の集うTERRAで、私は「老・男」に分別されるので、「粗大ゴミ」化しないようメンバーからエネルギーをもらい、せめてリサイクルの余地を残したいと思っています。
む:  ドキン!!私もその部類。縁の下で頑張れるように、私のいる場を作っておきましょう。
 是非TERRA牽引車として、これからもさまざまなアイデアを提供くださるのを待ってます。今回は、服部蒲鉾店のハッチでした。

本人の顔はイラストで紹介しています。

←ハッチのつもり。


―――――――TERRAを斬る!そにょ25―――――――
コンサート後、好きな人と2人だけで、お店に入りました。
―――どの店に入りますか?(n=48)―――
    
喫茶店 11人
フランス料理店 11人
焼き鳥酒場 8人
ビヤホール 5人
飲み屋横丁 3人
割烹 2人
ケーキ店 2人
ファミリーレストラン 2人
行かない 2人
おでん屋 1人
ワインバー 1人
おや?「飲み会」の大好きなTERRAと思っていたのに・・・
この結果は、どうしたことでしょう?
皆さんうそをついていませんか?

・・・・・・・・あ・そう!
「酒は、どこでも飲める」だって!
やっぱり、飲兵衛TERRAですね。

え?・・私?
大好きなあなたがいれば、どこでも、OK!・・・「む」

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