メンバーファイル62

平成14年12月20日(金):テナー、ウッ
む:
 さて今回は・・・
プン:
 ちょーまってぇなー。みなさんこんにちは!プンでーす。今回はTERRAテナーの中心、精神的支えといっても差し支えないであろうウッちゃんを、私プンがインタビューさせてもらいます。よろしゅおすか?
む↓
ウッ:
 え?私ですか?ちょっと待って!それじゃ名前を書き換えなくちゃ。
(よっこらしょ)ウッです。こちらこそ、よろしくね。
プン:
 前から気になっていたんやけど、なんで「む」と「ウッ」と2つ名前があらはりますのん?
ウッ:
 :「む」は、HPの管理者ネーム、「ウッ」は通称で使い分けています。
プン:
 なるほど・・。てっきり「む」は秘密の名前やと思てました。ほなさっそく。大学で男声合唱をしたはったと聞いていますが、いつから合唱に足を踏み入れはったんですか?
ウッ:
 大学からです。実は高校時代も合唱をしたくって、合唱部の扉をガラガラと開けたんですが、そこには3,4人の女性だけ。当時、女性恐怖症だった私は尻込みして、尻尾を巻いて帰ってきてしまったと言うわけです。でもその頃イノさんがその合唱部にいたんですって!わかんないもんです。
プン:
 女性恐怖症?ホンマですかぁ?先日のカンティアーモさんとの打ち上げでは楽しそうにしたはりましたやん。
ウッ:
 ハハハ。根はイノさんと同じですから。食わず嫌いだったわけですよ。
プン:
 おまけに高校時代にイノさんとニアミスしたはったんですか?イノさんは昔からおねえちゃん好きは、全然変わったはりませんね。ほんで、ほなウッちゃんは、そもそもどんなきっかけで(音楽)合唱に興味を持たはったんですか?
ウッ:
 その後、文化祭で聴いたギターの音に魅せられて、独学でギターを始めました。コード進行は大体覚えてしまって、簡単な曲なら、すぐにコードをつけて歌えるようになりましたね。
プン:
 はあ〜!ええネタ聞きました。次のテラ宴会では、ウッちゃんのギター弾き語りが聞けるかもしれませんよ、ね!
ウッ:
 ざーんねんでした。弾かなくなって十数年経つので、もう全く弾けませーん。それでねちょっとした思い付きで録音してみたんです。そうしたら、うまく聞こえるんですヨ自分の歌が・・。そんなことから歌に興味を持っていたところへ大学の入学式で、グリークラブが学歌を歌ってくれて、そのハーモニーにもうしびれましたね。でも、私なんかあんなに歌えない。と自分の悪い癖であきらめてキャンパスを歩いていたら、運良くグリークラブの先輩が声をかけてくれて、1も2もなく即入部しました。
プン:
 大学合唱団にとっては入学式の学歌演奏は、その年の1回生をどんだけゲットできるか、の貴重なアピールの場ぁやからねぇ、、そこにばっちりはまらはったんですね。でも、そこで混声合唱団に声を掛けられたらどうやったんでしょうね。
ウッ:
 もちろんそれでも入っていたと思いますよ。でもグリーでよかったですけど。
プン:
 それにしても、自分の声を録音したらうまぁ聞こえる?!やっぱりウッちゃんは昔からすごかったんですねぇ。ぼくは留守番電話に自分の声を入れんのもイヤなんですわ。耳で聞くのんと、自分の骨を伝わって聞くのんて全然ちゃいますやん。せやからその差ぁがえげつのぉてたまらんのですわ。ウッちゃんへのインタビュに戻りますが、合唱のどんなところに惹かれてはるんでしょうか?
ウッ:
 皆さんと同じですが、ハーモニーなんです。そしてメロディーなんです。大学1回生のとき完璧にCmajor(ドミソの和音)がハモッタ時があって、(ギターを3年やってましたから、Cmajorがどんな音なのかは、わかっていたつもりです。)このときの感激といったらなかったですね。またその頃TOPTENORでしたから、メロディを歌えたときの感激!これもありましたネ。
プン:
 今も実際はTOPTENORやないですか?まぁ、まさに「合唱」の基本中の基本でもあり、楽しみの根本ですね。
ウッ:
 今は本当は2ndTENORの音域ですよ!話は戻して。忘れられない恐怖の体験があったんです。前にも書きましたが、3回生の合宿中に後ろからアルトの歌声が・・・事件です。8パートの男声合唱を練習していてのこと、あまりに困難な曲だったので、4月から8月まで1回たりともアンサンブルをさせてもらえなかったんです。もうみんな、うずうずしてましたね。で、8月の合宿の初日「合わせよう」の指揮者の声、歌い始めたんですが、何と!一緒に歌う女の人の声が後ろから聞こえてくるんです。男声だけのクラブですから、女性はないはずなのに・・。しかも合宿先はお寺、練習場所は本堂だったんです。何回も後ろを振り返りましたが・・・誰もいない。背筋がぞっとするのを覚えました。
プン:
 (手に汗にぎり)どきどき・・・。
ウッ:
 後で知ったんですが、これって倍音(音の振動数の整数倍の上音のこと)だったんですね。これでしっかりはまり込んでしまったというわけです。あれ以来あんなにはっきりとした倍音は聞いていません。またあの女性に会いたいと思っています。(笑)
プン:
 なぁるほどぉ倍音ですか(ほっ)。男声合唱のような密集音であるからこそ、よけぇはっきりと感じられたんでしょうね。ヨーロッパの石造りで天井がものすご高い教会やと、倍音がほんまに天から降ってくるんですよね。ぜひともぼくも会いたいわぁ。そんな男声出身のウッちゃんが、どういうきっかけで混声のTERRA に入らはったんやろか?
ウッ:
 卒業後静岡に戻っても男声合唱は、無くって、代わりに従姉妹から誘われた混声合唱団「飛翔」(はばたき)で活動し始めました。混声と男声の違いは大きくって、男声の密集和音で慣れていた私には、混声の遥かかなたの女声の音にハモらせるのが難しくって、難儀しましたね。
プン:
 男声合唱のほうが、ハモリやすいですからね。
ウッ:
 その後「飛翔」の活動が下火になったので、クインテットのコーラスを作ったり、そこらじゅうから声のかかるステージにレンタルテナーとして出かけてましたね。そして自分が40歳になった時、ふっと考えたんです。「このままつまらない 合唱生活で終わって良いのか?」ってね。そこで(満足に歌えなくなる年齢まで)あと何回練習ができるか?って計算したら歌える日がとても少なかったんです。それであわてて以前からお付き合いのあったヒロシさんに電話してお願いしたんです。それと、ボクちゃんとも一緒に歌いたかったし。彼、声が良いでしょ。張りのあるあの声にあこがれてました。
プン:
 ホンマ、ボクちゃんはすごいですねぇ。先日もとあるステージでご一緒しましたが、リリックテノールで、ほんでもってみんなの声を包み込むやわらかさを持ったはるんですもん。つめの垢をせんじて飲まなあかんくらいです。それにしても、TERRAのウッちゃんにたどり着くには、長い長い道のりやったんですね。テナーってどうしても年齢とともに声も衰えていきやすいし、歌えるとき(うち?)にようけ歌いたいですね。まぁウッちゃんならまだまだ大丈夫なんちゃいます?先日の「男声合唱の集い」でもごっつぅええソロで、ついつい聴き惚れてまいました。個人レッスンなんかうけたはるんですか?
ウッ:
 いいえ!受けたい受けたいと思いつつ、ついにここまで来てしまいました。でもいろいろな先生からいろいろ聞きかじって来ました。
プン:
 レッスンを特に受けたはらへんでもあのソロを歌えはるんですか!すごいなぁ、ますます感心敬服してしまいますわ。合唱で困らはったことなんてないんちゃいます?
ウッ:
 義理に弱くって、なかなか「いや!」と断れなくって、パパさんやら、男声合唱団やら皆さんに迷惑かけました。読者に関係者の方がいらしたらこの場を借りてお詫び申し上げます。あんなに男声やりたかったのに、残念ながら私の理想とは違っていたんです。本当にゴメンナサイ。
プン:
 ウッちゃんは人望も厚いし、いろんなとこからお手伝いの声がかかって、ウッちゃんなりのご苦労があるんですね。現在はTERRAで技術委員、HP委員 と活躍したはりますが、やったはって良かったことや大変やったことはあらはりますか?
ウッ:
 いつも自分勝手にやってますので、特に周りの人が迷惑なんじゃないかと思っています。そんな中で前回の演奏会の実行委員長は、たいしたことが出来なかったんですがいい勉強でした。ホントとっても面白かったです。
プン:
 ぼくはまだTERRA単独演奏会の経験がないんですが、HP写真集や話を聞くと、本当に「すごい」らしいですね。ほんなら、今までのTERRAの活動(演奏会)でもっとも印象深いことはなんですか?
ウッ:
 なんといっても前述の20周年記念第6回演奏会ですね。自分の思い描いていた全てをかなえてくれたんです。まず第1に「カルミナブラーナ」これを歌いたかった。第2に創作曲を作って歌いたかった。自分が作ったんではないですが、そこに参加でき、作られていく過程が逐一見えていて、それこそ感動もんでしたね。それと15周年記念CD制作、演奏会のほうがずっと楽です。でもいい思い出です。
プン:
 ぼくも歳の割にはようけの合唱団をみてきましたが、TERRAの活動はちょっとほかでは真似の出来ん「何か」がありますよね。ぼくのようなTERRA初心者や、まだTERRA演奏会に来はったことのないお客さまにTERRAの演奏会(または活動)を紹介するとしたら、どないに紹介しはりますか?
ウッ:
 それは独創性でしょう。何でも恐がらず挑戦し、これは無理だと思っていても最後にはやり遂げてしまう集団。パワーというか静岡弁で言う「おだっくい」というか、もう少しわかりやすく言えば、好奇心の強い子供の心を持った大人のふりをした人の集まり(もっとわかんなくなった?)なんですね。このメンバーが創るわけですから当日何が起こるか、わかんないわけですよ。そこが面白い。このメンバーファイルもこんな面白い人たちを紹介しなくちゃと思って企画したんです。
プン:
 仕事はどんなことをしたはるんですか?TERRAの活動に支障あります?
ウッ:
 販売業の会社員です。なかなか土日が休めなくって、皆さんに迷惑かけてます。
プン:
 ここしばらくはガラコンサートや男声合唱の集いなどで土日練習が多かったですが、わざわざお休みを取って練習に掛けつけてくれたんですよね。ありがたいこと、ついつい手を合わせてし まいます。お仕事で、皆が知っていたら得する!というような情報があれば教えてください。
ウッ:
 仕事がら目の事は結構知っているつもりです。1つだけ皆さんに・・・・40歳以上になったら、緑内障を注意しましょう。簡単に言えばカメラのフイルムの役目をする網膜の神経がつぶれていく病気です。眼圧が高いと緑内障になりやすいのですが、大々的な眼科の調査の結果、通常眼圧の人でも40歳以上の人の100人に3人位の割合で緑内障の人がいるそうです。眼圧の高い人はもちろんそうでない人も眼科にかかりましょう。
(眼圧:目の中にも体液が流れていてこの循環により眼は、その形を球体に保っています。ところがなんかの拍子に循環の出口がふさがってしまったりして眼の中の圧力が普通以上に高くなってしまう事があるんですね。こうなると眼の奥にある網膜に圧力がかかって、視細胞がつぶれていってしまうんです。通常、視細胞は、中心を保護するように周囲からつぶれていきますので、まるでトンネルの中に入ったように回りから見えなくなります。急性の場合はとんでもなく眼が痛いのですが、慢性はじわじわ来てわからないうちに取り返しのつかない事に・・・。恐いですね。)
プン:
 仕事でパソコンを使う人が増えてますから、目ぇは大事にせなあきません。かくいうぼくも最近は目ぇの調子が悪ぅて、ウッちゃんがひとり、ふたり・・・あれ、二日酔いが残ってるだけでしたぁ(失礼!)。音楽の他にはどんな趣味を持ったはるんですか?
ウッ:
 もちろんPC!大学はPCが使える公開講座があるからと言うことで、選んだくら い。卒業後はコンピュータ関係と思ったほどです。でも趣味にしておきたかった。仕事にしたら苦しみになってしまいそうだったから。卒業後はPC80を手に入れ嘗め尽くすようにいじりましたね。その後は全く触れる機会がなくなり、ほんの4年前から再び触りだしたんです。と言ってもこれも独学ですから、進歩はきわめて遅い。
プン:
 PC80やなんて懐かしいわぁ。昔はパソコンとは呼ばんと「マイコン」言うてました。今ではフロッピーは3.5インチが普通やけど、当時は5インチや8インチの「ぺらっぺら」のディスクでしたよね。カセットテープや紙に記録してたこともありますね。ついつい昔話になってしまいました。今現在のマイブームは何ですか?
ウッ:
 ホームページ作りに追われていて、何にもしていません。と言うことはホームページ作りがマイブームかな?
プン:
 そうそう、最近はホームページをみて見学に来てくれはる方がいたり、写真集やOBOGを訪ねて、など、各種企画がてんこもり、TERRA自慢のホームページですね。さぁ、これからTERRAでどんなことをしゃはりたい?またはしてほしいことは?
ウッ:
 第6回演奏会でやった、創作曲を今度は100%テラで創ってみたいですね。(って自分が創るみたい)それからもうひとつの夢、あの女性の声を聞きたい。これが出来るには、一人一人の声をそろえる作業からしないといけないね。それにはまずユニゾンのきれいな合唱団になりたいですね。欲張りですが、さらにひとつ挫折してしまった少人数アンサンブルを復活したいですね。テラの団内発表会を期待しましょう。
プン:
 ウッちゃんはやっぱりすごいですね。これからも引き続き、ウッちゃんに合唱のこと、TERRAのこと、いろいろと教えてもろて、一緒に楽しい活動をしていきたいですね。今日はテナーの頼れる兄貴、ウッちゃんでした。
ウッ:
 さぁ、練習始まるよ、先行ってるよ。
プン:
 あ、ウッちゃんマウンテンバイクでほんな飛ばさんでも・・・あ〜あ、行ってもた。まだ抹茶ソフトが残ってんのにぃ!それでは次回も・・あれ??メンバーファイルは'03年もあるんやろか?・・

本人の顔はイラストで紹介しています。

←ウッちゃんです。

む:いや〜プンちゃん、ありがとうございました。それにしても自分の顔をイラストで作るのはなかなか恥ずかしいですね〜。ところで、ご愛読頂いておりました、メンバーファイルはこの回でちょっと一休み。それから、宣伝!正月には、待望(誰が?)のTERRA辞典を掲載します、Kさん&HP委員会の大作です。御期待下さい。それでは、再開までしばらくの間、サヨウナラ!

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