その昔、ドイツのモーゼル地方の「ベルンカステル」村の領主(だったと思うけど、司祭
さんだったかな)が医者も見離すほどの病気になった時に、ある農夫が差し出したワイン
を飲んで病を癒したそうです。 領主はその褒美として農夫にお城のまわりのブドウ畑を 与え、以後、その畑でとれたブドウから作ったワインに「医者」の意味を表す「ドクトー ル」と名付けるようにと命じたのがこのワインの名前の由来です。 このラベルはターニッシュ
家という、ドイツでも超有名な作り手によるものです。
元になったブドウは「リースリング」という、白ワイン用の代表的な種類で、ドイツワイン
にはこのリースリングを原料とした美味しいワインが多数あります。 このワインは先日、大学コーラス部の後輩が愛知県から遊びに来ていたので、一緒に飲んだ ものです。モーゼルらしい旨味(甘味)と酸味がとても美味しかったです。時間が経つにつれ、 味わいが少しずつ変化して、だんだんまろやかな感じになっていったように思います。 いつかこの畑のアイスヴァインも飲んでみたいな、と思っています。 (超貴重ワインなので、高いし、なかなか手に入らないと思いますが・・・。) |